これを使うと、食品中のナトリウムイオンの動きをコントロールする微弱な電流が流れ、減塩食品の塩味が約1.5倍に感じられるとしている。 なかには食欲が落ちてしまう人もいるといい、「おいしいものを我慢するのはとても辛いことです。『おいしい』をあきらめず、日本人の食塩の取り過ぎという社会課題にも向き合っていきたい」(新規事業グループ・佐藤愛さん)。 生活習慣病の発症や重症化予防の観点から、厚労省は減塩に向けた取り組みの「更なる強化が必要」としている。 こうした課題を改善するため、キリンは減塩食に取り組む人へのヒアリングを通し、エレキソルトの開発を進めてきた。 筆者も減塩ラーメンでエレキソルトを試してみた。 まずデバイスの電源を切った状態でスープを飲み、その後にスイッチを入れて味の変化を確かめた。 正直なところ「ものすごく塩味が増した!」とまでは感じられなかったが、かすかに味が変化した感覚があり、驚かされた。 減塩食を必要とする人が食事を楽しめ、食習慣の改善にもつながるような未来がやってくればーー。 このデバイスのさらなる進化に期待したくなった。

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